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3Dプリンター PHOTON を買ったの巻

  • 執筆者の写真: 西之園 キイチ
    西之園 キイチ
  • 2019年9月16日
  • 読了時間: 9分

ごんにちえ。ドミネーターの記事を書いて以降特に書くこともなく放置していましたがそういえば3Dプリンターを買ったのでそれを記事にしようと思いましてん。

というのも買う前にネットで調べたら情報がそこまで多くなく若干不安だったのでこれから買う人とかの参考程度になればと...なんないかもしんないけど


自分が買った3Dプリンターは ANYCUBICさんのPHOTONという光造形式の3Dプリンターです。

値段と精度云々で結構話題になってたしご存知の方も多いのではないかと 。光造形とFDM等々プリンターの違いについては端折りますが簡単に言えば液体(レジン)に作りたい造形物の断面図をブラックライトにして光らせて、レジンに当てて一層づつ固めて作っていく感じですね。棒みたいなのをモンブランみたいにしてくのとはちょと違います。

買った理由としては単純に模型関係で使いたいのと学校の課題のモックを作るときに使おうと思って買いました。FDMより精度が出るので模型なんかに使う人は大体みんな光造形なイメージです。

ぁそれでも何より決め手になったのはお値段でしたね、何年か前はPHOTON太郎は5万円ぐらいしてたんですけど自分が買った時には3万円を切り28000円でした。ビックリ!!結構衝動買いみたいなノリでざっと注文しました。


ワクワクしながら待ってるとおっきな箱に入ってPHOTONがやってきました~、結構重め。

内容は本体とお試し用の250mlクリアグリーンのレジン。アダプター類のほかに手袋や使ったレジンを再利用するためのろ紙、USBとそのうち交換が必要になるフィルムも入ってなかなかボリューミーでした。説明書も日本語で分かりやし~。

そしてフィルムを剥がしてパーツを組み付けると~...

でたわね。これぞまさしく3Dプリンター!!って感じの見た目ですな。取付るのはドアノブとプラットフォーム(箱の中にある上下する板)ぐらいだったかな。工具も全部ついてるので楽々取り付けできます。(ドアノブが付いてないので開けるのに苦労はしましたが...)

それじゃあさっさと立体物作って気持ちよくなろう!!といいたいところですがその前に今回PHOTONを導入するために個人的に揃えたものも紹介します。色々あると便利なので。


~PHOTONを買う前に買っておいたもの~

①IPA液

IPAって言うのはイソプロピルアルコールっていうらしいですね。奇麗なアルコール、って感じなのかな?

主にレジンの拭き取りや作った造形物を洗うのに使います。かなりレジンで汚れるので絶対に用意しておきましょう!!ホントのホント!!

1Lぐらいのを買いましたがすぐなくなりそうなのでたくさん買っておいても良いかと。ネットだと無水エタノール?というのを使っている人がいたのですが自分はこれで問題なく使えています。








②キムタオル

これは持ってる人が多そう。キムワイプの兄弟みたいな感じなのかな、ティッシュと違ってケバケバしないしソフトなので繊細な液晶部分を拭いたりしても傷がつかないとか何とか。これにIPAをつけてお掃除しています。

キムワイプを持ってる人はもしかしたらそれでもいいのかもしれませんが個人的にはデカくて優しいこのキムタオル君をおすすめします。

③ヘラ&トレー

ヘラは付いてくるって上で行ったんですけど付属の物の評判が悪すぎるのでホムセンターで買いました。大きめだと便利ですね、かなりいい感じ。そもそもヘラを何に使うのかって言うのはまた後々...

トレーはダイソーで買いました。道具を汚れたままおけますし造形物もここに乗せておけたりとかなり必須かと。とにかく汚さないように頑張ろうって感じですね。

④タッパーとでかめトレー

IPAで造形物を洗うタッパー、これも100円ショップで買いました。漏れると嫌なのでパッキンのついたものをチョイス。2つあるのは二度に分けて洗うからです。1度右のでじゃぶじゃぶして左ので濯ぐ。といった感じでキレイにしていきます。

あと見てもらうとわかる通りでかいプラのトレーにさっきのヘラたちも置いてます。こうするとお片付けが楽なんでおすすめ(ネットで見たのをマルパクしました...)

⑤マスク

これは別に今回のために買ったわけじゃないですが念のため...カートリッジ式のちゃんとしたのを買いましょう。自分のは別にそんなに高いわけでもないですが溶剤と粉塵どっちにも対応してますし付属のペラペラマスクだとやっぱ不安ですね...

レジンを吸った後におなか壊すとなんだかレジンのせいで体がおかしくなった気がして不安になるので必須です必須。

健康最高。

あとは他にもIPAを分けるボトルなどなどネットだといろいろ買っている方がいますが個人的にはこれで何とかなるかなと。ゴム手袋は3つだけしかついてないので後々買い足しましたが最初はこの程度ですかね。


~いざプリント~

という訳でいざプリント。何を作るかというとテストプリントのデータですね。トリマこれが作れないと不良があるかもしれないしで大変ですので。

プラットフォームの設定等々は動画を投稿してくださっている方もいますし、説明書見れば問題ないので割愛で...チョコっと説明するとすれば造形を始める地点を決めるためにコピー用紙を液晶の上に置いて、さっきのプラットフォームを下ろして紙を液晶とプラットフォームの板で挟んで0地点を決める。って感じです。よくわかんないと思いますが慎重にやれば問題ないです。ただ重要なところなので出来るだけしっかりやりましょう。

テストプリントのデータはついてきたusbに入ってるのでこれを刺してプリント画面まで行きましょう。データはどこどこ...


見つけた~!!という訳でこのphotonってのがテストプリントするサンプルデータですね。レジンタンクにレジンを注いでこれを押すとプリントされます。サムネでも3Dなのが少し感動しますね。


作り始めるとこんな感じで断面図&パーセンテージとともに何時間かかるよー、何層作るよーって説明してくれます。光造形式は高さで制作時間が決まりますので今回のジャングルジムは6時間ぐらいかかりました。結構待ちましたね。


待つこと6時間、ついにできましたわよ~!!さかさまになって出てくるのがなんか面白れろい。液体の中から固形物がにょきにょき出てくるのはホントに感動するので是非体験していただきたい。こんな感じで造形された後は...


プラットフォームから剥がしましょう。この時にさっきのヘラが必要なんですよね。まぁ特に問題なくいけると思います。サクッと外しましょう。あとはこれをIPAの入ったタッパーに入れてじゃぶじゃぶと洗いまして...


出来た~!!なんか凄い...きれいに作ることができていたのでプリンターにも特に問題なく成功ですね!!イェーイ!!こんな感じで元から用意してもらっているサンプルデータをきれいに印刷することが出来ました。それにしてもこれは何なんだろう...まぁ手で作れなさそうな造形が3dプリンターの強みを主張してきますね。好きです。


~自分で作ったデータをプリントしよう~

今はもう設定してもらっているサンプルデータを印刷しましたが今度は自分で作った3Dのデータでやってみましょう!!

自分でやる際にはプラットフォームから落ちないようにするためのサポート、積層の厚さ、ライトの照射時間などを設定してデータを作り先ほどと同じようにUSBからデータをプリントします。設定するソフトは説明書に描いてあるところからインストールできます。スライサーっていうみたいですね、少し使いづらいですが無料にしてはグッドですね!!

これが作った3Dデータをスライサーに入れてデータを作ってるところです。この黄色いモゴモゴがサポートですね。自分は心配性なのでたくさんつけてますがこんなに要らないと思います。ただ少ないと作ってる時に落ちてしまい失敗しちゃったりするのでそこは各々...

斜めにしてるのは高さを抑え時間短縮。こんな感じで時間なんかを設定してデータを作成後いざプリント~

いい感じにできてるっぽい!!印刷終わったこの時バカテンション上がります。

IPAにじゃぶじゃぶ。

いい感じにできてますね!!サポートもしっかり生えてますし造形もシャープ!!ここからサポートを外して...

出来た~!!これが何かは置いといて...自分で作ったデータでもきれいにできました!!サンプルデータでも感動でしたがこれでもかなり感動ですね...素晴らし!!ちょっと積層跡が目立つ部分もありましたが光造形らしく細かくしっかり造形されていましたyo。

小さなお手のパーツも何のその。

割とでかいのもしっかり造形されました!!

出来た後に少しレジンが柔らかいな~と思ったら日光に当てるかブラックライトを当てるかすると固くなりますよ!!自分は前回ドミネーターを光らせる際にもらったブラックライトで硬化させてます。日サロってこんな感じなのかな。

ここまでやると普通にスジボリしたりやすったりしても全然問題なしですね。

模型として十分なクオリティになるかと。積層の処理などもありますが設定をいじることでもっともっとベストな状態で出力したりできますし綺麗に綺麗に出すには努力は必要ですが

初めてでもここまでのクオリティで出せたのはかなり気分が良きですね。


~まとめ~

結論から言うと買ってよかったです。レビューなんかで上手くいかなかったとか不具合があるとか見ていたのでかなり不安でしたが最近のPHOTONはかなり質がいい見たいで自分も特に問題なくここまで来れました。買っただけでは作れない!!ってのはよく耳にします。確かにデータを作るのは手間ですし上手くいくかは毎回不安ですが思っているほど大変ではないと思いますのでそんなに気負わなくても良いかと。

値段も今はとっても安いですしこの値段でこれだけのものが作れるって言うのはすごいなって本当に思います。PHOTONは日本にユーザーさんが多いので何かあった時に誰かに聞けるって言うのも強みみたいですね。もしコレから買おうかなって思ってる方がいたら是非是非、きっと「お~スゴ!!」ってなると思いますyo!!


~最後に~

宣伝みたいな感じなんですけどさっき↑で出してたロボットを複製してWF2020の冬に販売する予定です。

こんな感じの足のないオリジナルデザインの浮遊ロボットのガレージキットを販売する予定です。ディーラー名はShandyで同卓で友人のkEnさんがファフナーのマークザインのガレージキットを販売予定です。横でボソボソ売ってると思います。もしよければ是非是非頭の片隅にでもおいていただけると嬉しいです...ちゃんと売れるよういろいろ頑張りますので。


取りあえずPHOTONはとってもいい感じでした(雑)

結構ツイッターとかでもどんな感じ?って聞かれるので少しでも役に立てばいいかなと。なんかわかんないことあったらまだまだ初心者ですが答えられる範囲で答えるんで是非是非質問どうぞ!!

それではまた別の記事で~  


 
 
 

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