エリミネーター完成&制作のまとめ
- 西之園 キイチ
- 2019年4月13日
- 読了時間: 7分
更新日:2019年4月13日
こんにちは~!!ちょうど2カ月ぶり程のブログ更新となりました、皆さんお元気ですか?
今回は先日完成した1/1 エリミネーターの制作レポートになってます。
どの辺を作ったの?っていう疑問の解答と大日本技研さんのドミネーターキットを積んでいる方に「こういう可能性もあるのか」と思っていただければ幸いです。(寝ぼけて書いてるので文法が狂ってたりするかもしれませんスイマセン)

~具体的な制作の流れ~
というわけでどうやって作ったか書いていきます。
まず初めに今回のエリミネーターは大日本技研さんから発売されていたガレージキットのドミネーター(パラライザーモード)を使用し制作にあたっても技研さんが公開している図面や制作方法を参考にさせていただいてます。
1.ドミネーターを分割する
技研さんのサイト
( http://www.poseidon.co.jp/4F/domi/domi_1.html )にある簡易版エリミネーターの作り方を参考にまず変形前のドミネーターを分割していきます。そもそも技研さんが後々エリミネーターに改造することを想定して作ってくれている上に参考作品があるのでかなり助かりました。
本来ならここで写真を載せておきたいところなのですが...このドミネーターを購入したのがもう4年前、その際に分割してさあ作ろう!!ってところで放置してたのを今になって拾い上げてきたので残念ながら写真を載せることはできませんでした~。
分割は技研さんの工程と全く同じなので不必要なんですけどね
2.展開部分を作っていこう
分割が完了したら展開する部分を作っていきます。技研さんの簡易版ドミネーターの図面を参考にソフトで図面を引きカッティングマシンでプラ板に出力、フルプラスチックで仕上げます!!正直手切りではしんどいと思いますしカッティングマシンを持ってない人にはあんまり参考にならないと思いますすみません...

こんな感じで図面を引きました。
技研さんの簡易版はスチレンボードでの制作なのでプラバンより厚みがありもっと枚数は少なくすみますし手切りでも大丈夫です。
カット設定はかなり遅めの速度でやりました。曲線がずれると困るので。

出力後はこんな感じでプラスチックの上に薄くケガかれた跡があるのでそれを頼りにカッターで切り離していきます。
離れないときはエナメルで少し浸食させてあげるとよき。

こうして切り離したパーツを技研さんの簡易版のパーツの厚みと同じ厚さになるまで重ねて流し込み接着剤で固定させ完成させます。

こうしてできたパーツがこれら!!
ただプラではどうしてもすり合わせがうまくいかなかったり大きな面を出すのに向いていなかったりしたのでこの画面に映ってる大半のパーツは捨てて箱組したり設計し直したりしました。ごめんね。
~組み上げていこう~
パーツが出そろったのでとりあえず組んでみます。ただその前にいくつか気になった部分を改修していきました。
各部位装甲の接続方式などを変えていて特に本体横の展開する装甲は支柱に頼らず関節技のボールジョイント一点で接続。3次元的な動きと支柱が見えないことによってより劇中のイメージに近い展開の仕方を再現しました。本体後ろ部分もアニメの形状に近づけるために形状変更をしています。制作の後半はベースにしていた簡易版からかなりアレンジを加え始めました。積層の断面はパテをもって削り平らにしまっし。
またパーツのすり合わせが干渉してしまい上手くいかずグリップやスライド部分の大半は幅増しなどの工作をして形状を変えて使用しています。ついでに合わせ目も消しておきました。

そんなこんなで組みあがりました!!いぇーい!!正直ここまで来るのに非常に苦痛でめちゃくちゃすり合わせ等に時間を割かれましたがまぁ何とか組みあがった時はとてもうれしかったです。どの辺を自作したのか。というのはこの画像を見ていただければわかる通り白い部分でそれ以外の黒い部分は前述した分割したドミネーターのパーツです。
セミスクラッチという部類になるのでしょうね。大半は技研さんの恩恵の下で成り立っていますが自分で考えて制作したパーツも数多いですし何となく誇らしかったですね。
~塗装をしよう~
最後はまぁ塗装ですね。

サフを吹くとこんな感じ。
今回塗装で困っていたのは発行部分でドミネーターの光る部分はただ光ってるんじゃなくて黒いモールドが入ってるんですよね。これが厄介で最初のプランの蓄光塗装はここに粒子が入り込むのと表面があれるので断念。どうするか迷った挙句カッティングマシーンで発光部分を切り出しこの際にモールドのところにあたりをつけてそれをガイドにマスキングする。という方法で黒モールドの再現をしました。
こんな感じです。正直掘るのよりはまぁ楽だったとしても黒いテープを張ればよかったのでは?という気がしましたね(今更)これをした後に蛍光塗料を吹いてブラックライトで発光を表現しました。
黒い部分の塗装もこれがかなり難解で0.3mmのハンドピースではなかなかムラが消えずダメだダメだ言いながらなんとか塗装しました。
発光部分の色選びも今回はかなり難航してこのドミネーターのエメラルドグリーンがなかなか難しかったです。メタリックで塗るべきなのか通常色で明度を上げるべきなのか...かなり迷った挙句なんとか決めることが出来ました。発光パターンもアニメを参考にオリジナルの物にしました。
塗装に使った塗料はホームページのギャラリーの方に載せておきます
というわけでコートして針金通して塗装が終わって完成ですね!!
正直自分でもこんなにくっきりモールドが見えると思っていなかったのでかなりこれに関してはうれしいです。色もまじめに考えたので狙い通りの色になったかな。青でも緑でもないようなドミネーターの色ですね。
かなり各部のすり合わせがシビアで無理にくっつけた個所もあるので持っていると時たま落ちたりしてかなり破損修復を繰り返す羽目になりました...そもそもそういうのは10万円で完全変形cerevoドミネーターでやるべきなんでしょうね。残念ながらそんなお金はなく...
ただやはり完全固定モデルで自分で作った上に昔からずっと完成させたかったものが目の前にあるってのは何物にも代えがたき幸福ですね、謙虚を食べて育ってきましたがさすがに完成させたことに対して少し自分を褒めました。
~まとめ~
一応ここまで制作レポート風に書いてきましたが正直かなりあっさりしてしまいました。
ただこれも仕方ないことで今回の制作で苦悩した点は現物とのすり合わせ云々が一番大きくこれは作ってく過程で突然出てくるエラーなのですが解消の仕方がわかれば特に大したことがないですし今回はどんな感じで作ったのかが分かればいいなと思ってそこまで深く言及せずにまとめています。
こいつこの記事で何回「すり合わせ」って言うんだよという感じだと思いますがほんとに今回のネックはそれでした。0から作るのもとても大変ですが既製品にプラスする感じで作るのもなかなか難しいものです。
スクラッチで作品を完成させるのが初めてだったので自分の表面処理と工作の制度の悪さにはかなり困りましたがとにかく今は完成させることができて良かったと思っています。
発光表現なんかも初めてでしたがかなり面白い感じに仕上がったしあれだけ細いマスキングは今までしたことがなかったのでああいう初めてのことがうまくいくとなんだかうまくなった気分がしますね。何でも作れちゃいそうな気分。
いないと思いますがもし技研のドミネーターを改造しようとしてる人がいたら少しでも参考になるといいな。
そんな感じで僕はPSYCHO-PASS3を楽しみに
待っています。再放送してるから是非みんなも見てね★
寝ぼけて書いているので上から下まで支離滅裂でしたが読んでいただきありがとうございました。それでは。

Comments